生理痛に効果的なツボ

ひどい生理痛を緩和させるツボがあります。より効果を出すには、生理痛の症状が現れる3~4日前から、ツボを刺したり温灸を行ったりしましょう。

 

温めることによって、痛みが緩和する人は、「関元」の温灸を行ったり、「次りょう(じりょう)」に温湿布貼ったりしてみてください。痛みと同時にイライラする人は、「行間(こうかん)」のツボを刺激したり、足の関節のマッサージを行ったりしましょう。また、「三陰交(さんいんこう)」などのツボは、毎日刺激を続けることで、体調を改善させる効果もあります。普段から冷えに効果的なツボを刺激して、ひどい生理痛を緩和させましょう。

 

それでは、生理痛に効果的なツボを紹介します。

 

「次りょう」は、お尻の真ん中にある逆三角の形をした骨の中心から、左右に約2cmのところにあるくぼんだ部分です。ここを自分で刺激する際は、仰向け寝になって、ゴルフボールを2個お尻の下に入れるか、手でげんこつを作ってお尻の下に入れて、体の重みによって刺激します。腰を横へ動かすと程よい刺激があります。

 

「関元」は、おへそから指4本分下がったところにあります。ここを温灸や温湿布をすることで、下腹部が温まります。

 

「三陰交」は、くるぶしの内側の一番高い位置から、指4本分上がった骨の後ろにあります。女性に効果的なツボとして、生殖器の機能を調整したり、冷え性を改善したりします。この部分に温灸をしましょう。

 

「行間」は、足の甲にあり、足の親指と人差し指の間に位置します。足の指を1本ずつ刺激したら、指の間も広げて刺激しましょう。このツボは、不眠症によく効くと言われています。

 

「血海(けっかい)」は、膝の内側にある骨のから、指3本分上がった位置にあります。このツボは、血液に関係する症状に効果的です。刺激の仕方は、両手の親指を重ねて、ゆっくり押したり離したりしてください。